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  • 整形コンサルコム

ファイナンスの心理


医療と経営について専門の整形外科コンサルコムです。

今回は、ファイナンスについてです。

ご参考になれば幸いです。




―失敗で学ぶ

アマゾンのジェフペゾスは、携帯電話、モバイル決済、ホテル予約サイトなど

多くの事業で失敗をしました。

同様に、ネットフリックスもヒット作以外に、いくつもの失敗作があります。

人は、主に成功例に着目にする機会が多く、無数の失敗に関しては

知る機会が少ないためです。



―人が集まるクリニック

開業をすると医薬品会社以外の面談が増えます。

例えば、レントゲンメーカー、医療機器メーカー、医療材料メーカー

更に、広告関係や、各取引から多岐のジャンルに渡ります。

人が来る所に人が集まるのは、群衆の心理が働きます。



―個人の心理

人の経験は、20代の成長した頃の記憶と経験から左右されます。

例えば、豊かな時代で過ごし経験をしたこと、或いは、消費マインドが減少した

デフレーションの時代を過ごした人と、時代により価値観が異なります。

その人が、成人して間もないころに、その同じ時代に経験をしたことが

今後の行動に重なります。



―個人と企業の経営の変化

人生は約20年ごとに変化をして、一生のうちに4回は変化をします。

事業も同様なサイクルです。

従って、過去と同じような考え方は通用しないです。

理由は、競争が激化したこと、技術の進化により情報を得やすくなり

加えて、テクノロジーを駆使するスタイルに変化したことです。

従って、事業どのように継続をして維持をしていけば良いか悩みます。



―国の社会保障の制度

誰も、年齢を重ねたら働かずに、自由に時間を過ごしたいと願います。

一方で、1985年代に、この状況を変えるために社会保障制度の考え方が

定着しました。

残念ながら、この社制度はまだ、未熟で不十分で、これを実現するためには

個人が自ら、資産を作るように至りました。




ライフ変化や、社会保障に依存しないようにするには、ファイナンスの管理の

仕方が重要になります。



―長期目線

一方で、投資家のバフェットの成功は、人生の3/4世紀に渡り投資家として

活動を続けました。

途中で諦めずに、短期的なリターンの追求をしませんでした。


従って、事業継続の場合は、出来るだけ長期で考慮をします。

昨今のクリニックは、人手不足の問題や、仕入れ材料の高騰に悩みます。

最終的には、市場の変化に伴い、長い年月で捉えると事象に対して

楽観的な考えに辿り着きます。




―ファイナンスを取り入れるメリット

『お金を得ること』『お金を維持すること』は、全く異なる考え方です。

クリニックの経営として必要なことは、頭脳が明晰で、洞察力が優れていることより

維持するために緊張感を持ち続けて、諦めずに頑張れるかどうかです。


開業後は、20代で出来なかった経験や、体験が出来きて満喫感を得ます。

一方で、開業が上手く行かない例もあります。

一般に、未来に時間をかけるファイナンスの考えを、習得する機会が少ないためです。




更に人は、時に欲望や、今後の経営について不安を抱きます。

将来的に時間、自由を楽しむためには、楽観的な思考を踏まえ長期経営を目指します。

その為に開業は、人の心理に巻き込まれないようにして、堅調に維持をします。

自身を見失わない行動を取り、事業に対して賢明に生きることが

今を乗り越える力になります。





参照引用

『サイコロジー・オブ・マネー』2023年 モーガン・ハウセル ダイヤモンド社


厚生労働省

公的年金制度の歴史

ファーストジャッジ

https://businesscreation.jp/2021/02/01/テールイベントを予測しテールリスクに備える/




Ginza@129 (財務) 

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