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  • 整形コンサルコム

患者さんへ価値提供



経営改善、マネジメントのご提案を行う

整形外科コンサルコムです。

今回は、価値提供の考え方についてです。


患者さんへ、価値の提供出来ているか

ご参考になれば幸いです。




※マイナス理由


―財務の優先


多くのクリニックは、財務から企業の価値を判断します。

従って、売上減少や患者さん減少などの理由から

収益で見がちになります。



―不要易な治療


この為に不要な治療や検査、保険診療以外の自費を伴う治療

リハビリテーションの通院強要など

患者さんは、医療弱者のために、NOと言えない立場にあります。

患者さんは、不要易なことはして欲しくないのです。



―マーケティングへ依存


次に目先の競争を優位にする為に、マーケティングに注力をして

コストをかけます。


マーケティング効果により、クリニックの心象を良くすること

になります。

外部的な面をカバーしても、一時的な対応になります。



長期的な観点から、本質の見直しを図り変えない限り

改善することがなく

マーケティングの費用コストが嵩むだけになります。



更に、マーケティングに価値があると確信すると

類似性と模倣により、クリニックの企業として

心象の低下を招きます。




結果、マーケティングに注力することと、経費の削減や売上増加は

一貫性のない行動になり、どれも中途半端になります。



医療収入の増加を目指す場合と、経費の削減は

目的が違うために異なる行動になり、スタックインザミドルとして

効果を生み出さないことになります。





※価値の提供


―自クリニックの価値


自クリニックが、どの様な価値を生み出しているか気付きにくいです。

患者さんが、通院している喜びなど、クリニックの価値を客観的に

見逃しが易いです。



自クリニックの本来の目指す目的は、何か

日頃から提供している価値は、何か

一度、問いかけてみます。



患者さんのニーズに応えて、信頼を得ます。

選択肢から選ばれることで患者さんは増加します。

従って、患者さんに不利益にならないようにします。




―患者さんの価値


例えば、来院する距離の近さ、長年の体調の経過観察や

家族でかかりつけ、時間を問わずに診療の対応をするなどです。

地域にあるクリニックとして価値を提供することです。



はるばる来院した患者さんに来て良かったと

言われる価値です。

患者さんに取り必要なことを、再考すると良いです。




―従業員の価値


スタッフへ過剰な負担や、自分自身に不当な負担が

かかる時に意欲は、低下してしまいます。


競争や減収により逆風を感じている場合は、スタッフの士気は

低下して、生産性も低くなります。



従って、仕事の内容や配慮、魅力度などの機会を考慮して

満足度を上げます。


クリニックで仕事をする魅力的な職場作りが

満足度の向上に繋がります。




―導き方


魅力的な職場とは、単に報酬を引け上げることではないです。


例えば、手厚い報酬の場合や報酬の引き上げは

手持ちの収益の分配になります。

手厚い報酬は、高い能力を持つ人材を一時的に集めます。




それに対して、スタッフのために価値を生む新たな方法を

導入すると魅力的な職場に繋がります。



スタッフの生産性を向上することで、価値を生み出します。

その為に、より良い作業方法を見出すことです。


多くの場合は、目標設定や、フィードバックを行うことで

生産性を上げることに繋がります。




―社会的価値への心がけ


患者さんへ健康的な生活を出来るようにするのが、医療の提供です。

自クリニックの長所をシンプルに考え見極めをして

本質の価値を提供します。



患者さんへ、過剰な医療をしないこと。

従業員に良い環境を提供すること。

取引関係者に対して、互いに理解をして寛容になること。



この様に患者さん、スタッフ、利害関係者に価値を生み出して

提供すれば、円滑になり収益性を生み出します。


従って、利益から考えるのではなく価値を考えることです。




※クリニックのメリット


自分の経営するクリニックで、目先の利益の利害より価値を

提供することが、最適な方法です。


その結果、価値を提供すると最終的に、利益や売上の相乗効果へ

繋がります。


自クリニックが、他のクリニックと違う価値を提供することで

利益は、後からついてきます。




優れた医療を提供すると価値を生み、収益の増加になります。





参照引用

『「価値」こそがすべて!』2023 

フェリックス・オーバーフォルツアー・ジー 東洋経済社




Ginza@135(経営) 患者さんへの価値

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