先生のクリニックでは、どのように預金を把握されていますか。
資産表は、月遅れで報告されます。
このため、現状、自医院がどのような状態なのか
なかなか掴みにくい現実があります。
簡単で分かりやすい方法をお伝えします。
預金口座は、メイン口座とサブ口座の2つでOKです。
1メイン口座
主に収入の口座にします。社会保険基金、国保連合会からの入金口座です。
ここから、医薬品の支払い、人件費、固定費の支払いを行います。
それ以外の収入や支払いがある場合、こちらへ入金や引き落としにします。
2 サブ口座
メインとは異なる銀行で、サブ口座として使用してください。
こちらは、窓口の売上げを入金して、窓口入金専用の口座として使用します。
サブ口座からは、先生の給与、先生の関係者へ支払いのみにします。
この口座の範囲で、先生の生活を行います。
加えて、この口座からは少額の現金の支払いや、立替金がある場合に支払います。
2つの口座に分けることでクリニックが、今月にどれくらい使用したのか
およそ分かります。
また、サブ口座範囲内で、先生の生活を収めることで明瞭になります。
更にメイン口座の月末残高を見ることで、
今月の数字が、前月よりプラスか、マイナスかで利益になるかどうか把握ができます。
税金や大型の支払いのある月は変動します。
単月がプラスなら、余剰金になります。
コロナ感染が発生して、半期になります。
春から現状を見て、プラスなら感染が拡大しても経営的に対応が出来ます。
マイナスなら、何がしらかの対応が必要です。
1つは経営指針としての目安を立て、また2つに口座で分けて役割を管理することで、
より明確になります。
今後、余剰があり維持が可能かどうか判断が出来ます。
これは、単月の収支の目安として行うもので、決算や財務諸表とは全く異なります。
単月で、一気一憂するのではなく、長期的にどうするか方向性を見出すのに
参考としてお役立てください。
@Shirogane 68 (財務)
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