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医療と経営について専門の整形外科コンサルコムです。

今回は、製薬品の卸会社についてです。

ご参考になれば幸いです。



―クリニックの開業


クリニックは、機密性が高く、一般の会社の形態と違い内部の情報が少ないです。

企業は、株式方式により情報を公開します。

一方で、開業は医療関係に精通した人だけ情報を入手することが出来ます。

この為に医療開業の情報を入手する機会が限られます。

主なリソース先は、医薬品の卸会社になります。




―医薬品の卸会社のシェアと系列    (2023年)


日本の売上のシェア         9兆3300億  

Co,メディパルホールディングス    35%

アルフレッサホールディングCo    27%

Co,スズケン             23%

東邦ホールディングCo        13%



卸会社の系列

全国を網羅していて、何処かの会社を通じて医薬品の卸会社への

取引に繋がります。

吸収と合併を繰り返して再編を図り、主に4つの系列が主軸になりになりました。

取り扱いの製品は多く多岐に渡り、市場規模は9兆円と大きなスケールです。

一方で、実質利益が、非常に少ないです。



理由は、調剤薬局へ院外処方が普及して、薬局への納入が7割に至り

加えて、度重なる薬価改定の見直しで、薬剤自体の収益性が低下したためです。

調剤薬局へ薬の処方を行った結果、クリニックの情報提供の機会や

医薬品の卸会社の利潤の減少に至りました。




―医薬品卸会社の役割


医薬品の卸会社の担当者は、毎日、クリニックへ医薬品の注文と製品の搬送を

直接に行きます。

どの様な天候状況下でも、コロナ感染が拡大をしても製品を無事に届けます。

これは、人の命を預かる製品のために流通、保管、管理、納品を厳格に

行うためです。

従って、この使命感から安心して患者さんに提供することが出来ます。



一方で情報の伝達を行い、会社の営業の役割を担います。

医薬品の納品を行いながら、主流の製品紹介や、新製品の紹介や身近な情報

季節の情報やワクチンなどに関して、製品の普及を兼ねて医療の

専門的なことを伝えます。

また、新しい医薬品の発売は、医療メーカーを伴いプロモーションをします。

従って、情報の速さとフットワークの軽さの両面を兼ね備えます。




―情報提供の理由―


医薬品会社のメーカーさんは、新製品を使用する際に専門的な見識を持ち

精通をしているため、アイティムを増やすうえでメーカーさんの紹介は

欠かせないです。


一方で、医薬品の卸会社は、開業に関しての幅広い対応を行います。

例えば、注射関連や、医療材料、季節性のワクチン、検査キッドなど

時に応じて必要とする品や情報を提供します。

また、医療機器など取り扱い会社を紹介します。

従って、クリニックと一番、結び付きが深くサポートを行います。




―クリニックとの関係


このように、開業を行ううえで医療的なことに関して相談が出来ます。

整形外科のクリニックは、診察以外で扱う製品、機材が多く

開業に関しての情報が、少ないために医薬品の卸会社は、欠かせない存在になります。


また、医薬品の情報提供の機会を得るので、彼らの貢献により診療が行えます。

従って、クリニックの開業に精通をしているために、機密度の高い開業が行えます。




―クリニックのメリット


クリニックを発展させて、事業を継続する上で医薬品卸会社は

欠かせないない存在です。

彼らは、必要とする情報や製薬会社の新しい製品を随時、提供します。


製薬会社の新製品の紹介や、季節性製品の紹介やプロモーションなどは

クリニックにとり有益な情報になります。

医薬品のアイティムや見地の機会が増えれば、診療域も広がります。


豊富な情報提供があれば患者さんに、良い医薬品の提供が行えます。

従って、良質な医薬品を患者さんへ提供することで、良い循環になります。

クリニックと併走をしてくれるために、信頼関係も築きやすくなります。




院外処方薬局へ移行した場合、実際に自院の処方薬で、どの程度

市場に流通をしているか処方が分散するために、把握が出来にくくなります。

このために医薬品メーカーの卸会社と面談の機会も減少しがちになります。

従って、多忙な時期や院外処方でも、労を惜しまずに面談を行い

貴重な情報を得てください。


また、医薬品の卸会社の面談は、1社だけと面談を行うのでなく

数社から取引を行い情報提供して貰うと情報のバランスが取れます。


良い医薬品の提供は、患者さんに有益になり喜ばれます。






参照引用

Suik

NIKKEI COMPASS

J-Net21 調剤薬局

https://j-net21.smrj.go.jp/startup/guide/retail/07.html



Ginza@124 (薬剤)

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