こんにちは、コンサルコムです
今回は、資金繰りの悪化したクリニックのケース事例です
開業の先生方に、ご参考になれば幸いです。
資金繰りという、言葉を聞かれたことは、ありますか
資金繰りとは、主に金融の用語の一つです
日常に医療や、経理関係で使う機会は少ない言葉です。
財務について
銀行 / 会社やクリニックへ融資を行うことが、主な目的です
税理士 / 決算書の作成をして、税務署に提出することです
クリニックで、財務の大半の相談窓口は、上記の2箇所になります
目的や、使命の違いから、具体的に専門的なアドバイスを
戴けないのが現状です。
自院のことは、全て、“自分たち”で、把握をして管理をする経営をお勧めします
理由は、経営の責任が伴うためです
他人任せず、自院の実情を一度、理解しておくと安心します。
『資金繰りの知識』
1 毎月、一定額の入金があります
2 支払い予定の給与、主な支払先へ支払いなどを行います
3 手持ちの資金に余裕があるかです
これを資金繰りと言います
― 簡単な資金繰りの詳細
― 税理士先生から損益計算書を作成して貰います
損益計算書から 利益が出ていない / 赤字決算です
損益計算書から 利益が出ている / 黒字決算になります
営業利益が黒字で出ている場合でも、資金の流れは
損益計算書通りの流れには、ならないです
また、利益から税金を引きます。
― 資金繰りの目安は、売上のおよそ、1か月くらいの資金が
手元に必要になります。
― 月末に預金の残高や、手元に入金していない金額を含めて
月末の資金で、次月の支払いを行います。
実際の実務と帳簿上で、時間的なズレが生じるので
損益計算書とは、別のことと考えてください。
売上があっても、仕入れや、給与など支払いが出来なくなることです
このため支払いが行えずに窮地に至ります。
損益計算書が、黒字決算の場合でも、事業継続性が
時として困難な状況になります。
この様に、理論と実務が一致しなくなることです。
これが、資金繰りの難しい所です。
経理や、医療とは結び付かないので、異なる観点で
トリック的な見地です。
普段に、“資金繰りはどうでしょう”とは、使わない言葉ですから。
Case4(2)へ続く
引用先
金融ナビ
https://financenavi.jp/basic-knowledge/must-read-for-managers/
参考文献
『「資金繰り」の基本と常識』 2021 小堺桂悦郎 フォレスト出版
Ginza@81(経営)
Comments