クリニックの未来について如何、お考えでしょうか。
C先生から、開業した病院を売却したいとご相談を受けていました。
医院の買収案件に、整形外科クリニックC先生と供に同行を致しました。
買収先は、心療内科の開業の先生です。
今回、整形外科クリニックで閉院を決めた理由は、
コロナの感染症が、2波、3波と続き、
今後もこの影響を受けると見据えてのことでした。
治療法が確立されていない中、先生は、リスクを受け入れて
対面で患者さんと向き合うことは、心労だったでしょう。
無理に開業を続行するより、この先を考えると懸命な選択肢の
1つかもしれません。
このような状況下でも開業にとらわれず、
どのような人生があっても良いでしょう。
家庭環境や、返済等の義務や責務が生じなければ、
違う選択肢も可能です。
先生のご参考になれば、クリニックを買収される場合の
内容について簡単にお伝えします。
クリニックを買収される場合に、必要な資料として、
決算期の書類を、3期分ほどを準備します。
買手に、決算書類を提示します。
また、テナントや、建物の賃貸契約書も必要です。
加えて、建物や土地を所有の場合は、固定資産税の評価資料も提示します。
全体の医療収入や、資産評価額を算出して、買収額を決めて行きます。
該当クリニックの値段が、どれ位なのかおよそ検討が付くと思います。
一番の問題は、土地やテナントの賃借契約がある場合です。
契約内容により、半年〜1年分位の違約金が発生することがあります。
売買契約で、追随して支払いの負担額が増加して、ネックになります。
開院時に、賃貸契約で閉院までのことは、深く考慮していないですが、
売却時には、辛い負荷になります。
買収する先生は、今後、心療内科のサテライトへのお考えでした。
今回、双方の先生は、開業年数も、年齢もほぼ同じ時代であり、差異はなかったです。
違いは、診療科目だけでした。
後は、先生同士の話し合いに移行します。
双方に取り利害関係が、一致すればお互いのシナジー効果になります。
お互いのマッチングが、上手く行き、先々の良い春のスタートが切れますように。
@Hiroo 75 (経営)
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