診療重視の体制を図り方です。
ご参考になれば幸いです。
開業後に周囲に認められるための一つとして、診療重視の方向を取ります。
また、クリニックの診療改定による伸び率が低いため、変化の入れ方です。
患者さんに優れた医療を提供するために先生は、治療に専念して欲しいです。
優れた医療とは、健康の回復に努め、苦痛を和らげることです。
この為、時間を他のことに取られないこと
日常業務に労力を費やさないこと
組織の中で働いていて、外の外部からの貢献が認められることです。
一方で、勤務医時代と違い開業は、クリニックへの行政関連の書類、労務
対外交渉、経営に関して時間に追われます。
診療以外の日常業務に、労力とエネルギーを取られます。
開業後は、知識と能力、経験以外に取り組み方で、結果の違いになります。
成果を出すために、トップとして特有の能力を示し意思決定を行い
ある領域に集中することです。
―新たな導入をする時
新しい活動を取り入れて、成果を出すためには、多くのことをする必要があります。
この際は、古い活動は捨て新しい機会に合わせます。
自分の時間とエネルギーを集中して、組織全体も1つのことに集中します。
加えて、クリニックの独自性を取り入れて、変革をします。
―組織の能力を高める
1 時間の管理
多くのことに時間を取られるため必要でない仕事は、体系的に管理をして
診療に集中します。
必要のない仕事、成果を生まない仕事の取捨選択をします。
これらは、他の出来る人に任せます。
2 スマートな組織作り
各自で仕事が出来るように、また説明をしなくても動けるようにします。
生産的な動き方は、スタッフの対立がなく、良い人間関係へと導きます。
3 スタッフの育成
個人の専門スキル、部門に合わせるのではなく、組織全体で成果を出せるように
ものことを考えるようにします。
組織形成のために人材の育成をします。
4 専門職の取り組み
専門職に対しては、専門知識を活かして理解をされるように
コミュニケーションを図り、チームワークが取れるようにします。
5 個人の尊重
優れた人事は、その人の持つ強みを活かす部署にして良く出来る仕事へ
配置をします。
強みを活かすことで、成果へ結びつきます。
個人が認められていることで、能力が生かされて成果をあげます。
6 全体の取り組み
問題についての把握を行い、何が正しいかを明確にしてフィードバックをします。
判断力のない未熟なレベルも仕事が出来るようにルーティン化をします。
7 スタッフの活用
スタッフは、知識を活用して意見を述べるようにします。
この様な意見の機会がないと、優れた能力の人は去りまたは、意欲を失い
変革の機会や、正しい意思決定の機会を失います。
自ら参加をして積極的な意見を促します。
スタッフの指導を行うことで、自分の時間を費やすことなく
本業の診療に集中が可能になります。
スタッフの仕事に対しての意見、長所を活かした配属を行い
自主性を育てる組織にすることで、有能な組織へと導きます。
スタッフからの意見で、対処法、最善の答えは、先生が自ら考えや方針を
伝えるとスタッフは、納得します。
成果に結びつければ、スタッフ、取引先、患者さんからの認知が高くなります。
『経営者の条件』2010年 P.F.ドラッカー ダイヤモンド社
Ginza@145(組織) 成果への導き
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