医療と経営について専門の整形外科コンサルコムです。
今回は、オンライン診療の導入についてです。
オンライン診療は、今後に伸びが予想される領域です。
ご参考になれば幸いです。
―オンライン診療の目的
H30年度に医師の僻地による格差のなくすため、患者さんへ公平な利便性を
図るために導入されました。
現在のオンライン診療の普及率は、2割程度です。
各クリニックは、ソフトメーカーからオンライン診療導入に関して
一度は、内容を聞かれたことがあると思います。
しかし、その段は面倒等で、あまり拡大をしていないです。
―ネット環境の普及
一般の家庭のネット環境は、83%
スマートフォンの普及率は、88%
誰でも容易に、ネット環境にアクセスすることが可能です。
従って、自分のクリニックにあるエリアの8割の方を対象に
診療地域が視野に入ります。
一方で、コロナ感染症と共に経済活動を行い、コロナ前の基準と比較した場合は
8割程度の回復です。
過去のように、100%の回復は見込めないです。
―今、導入する理由
患者さんは、インフラの普及により、誰でも気軽にアクセスが出来ます。
コロナ感染症と共存共栄の中で、感染のリスク軽減をします。
かつ、コロナウイルス感染症の拡大から、医療の見直しをされ改訂されました。
オンライン診療医が対面と同等対価になり、初診はおよそ7割、再診は同等です。
以前の導入期より様々な条件が整っています。
患者さん減少対策の1つとして、お役立ては如何でしょう。
―留意事項
地方厚生局に事前に届出をお願いします。
診療録に記載をして、かかりつけ医師が行います。
※かかりつけ医師の定義は、自宅近くの診療所や病院の医師で、健康に関することを相談ができ、専門の医療機関を紹介してくれる医師のことです。
患者さんの必要な情報を得るために、医師の治療方針に合意が得るように
お互いの信頼が必要になります。
日頃に接したことが有れば、問題ないとゆうことです。
―デメリット
対面診療と比較した場合には、患者さんの心身の情報が、視覚と聴覚に
限定されるため診断、診療の方法に限界があることを留意願います。
診療後に体調変化や変わらない場合は、対面に切り替えるよう願います。
―導入手順
1 インターネットのPCデバイスを用意します。
2 方法
A メーカーからオンライン診療ソフトを導入する場合
B 市販のオンラインソフトを使用する場合
例えば、Zoom, LINE, Messenger, FaceTimeなどを使用します。
対面の履歴時間が残るものを使用します。
3 患者さんからオンライン診療の要望を受けます。
患者さん側から希望を受けて成立します。
4 予約日時と時間を調整して、保険証を事前に写メやFAX等で
受け取り確認を行います。
診察までに、問診票をPDFかスキャナーで送信をして、患者さんに
記入して戴きます。
支払い方法を銀行振り込み、カードなど決済方法について確認を行います。
5 診療は、先生の方から患者さんへ連絡を入れて、各自が身分証の提示をして
確認を行います。
確認方法
健康保険証、マイナンバーカード、運転免許証で行います。
6 処方箋は、『0410』と記入して、患者さんの希望する薬局に送付します。
患者さんは、薬局で郵送かもしくは、受け取りに行きます。
入金が確認した後に、領収書と明細書をメールで送信か郵送で行います。
7 診療計画に診療内容とオンラインの開始と終了時間を併記します。
8 診療後に触診、画像や検査が必要な場合は、対面診療に切り替えます。
―メリット
1 働いている社会人は、日頃にどうしても通院する機会が持てないです。
結果、オンライン診療は、機会均等によりクリニックの患者数を
今より増やすことができます。
2 対面診療とオンライン診療は、ほぼ同等な対価で人的な手間暇が避けます。
具体的には、受付で患者さん対面や、看護師の介助などの対応に大幅な
時間と労力が削減されます。
従って、ほぼ同等対価で労力の削減に至ります。
3 いずれ、クリニックや病院の外来機能は、オンライン診療が主体になれば
多大な場所を設けずに最小限で、機能的でシンプルな病院スタイル
に移行するでしょう。
このように、特定の場所を必要としないオンライン診療は、今後はニーズが
高まるでしょう。
クリニックにメリットで、患者さんの増加が望めるため
必要な時に、必要とされる診断を行えるアクセス機能をもつことです。
オンライン診療で第一歩を踏みだしましょう。
参照引用
厚生労働省
厚労省 オンライン診療手順
かかりつけ医、厚生労働省
https://kakarikata.mhlw.go.jp/kakaritsuke/motou.html
Ginza@119 (医療)
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