医療と経営について専門の整形外科コンサルコムです。
スタッフのやる気ついてです。
ご参考になれば幸いです。
スタッフの意欲が低いと思う時や、やる気が見受けられないことは
ないでしょうか。
やる気のことを、モチベーションと言います。
通常は、動機付けの方法としてインセンティブを与えますが
実際は、これだけではないのです。
―モチベーションの低下
人のモチベーションは、新しいことを始めるとモチベーションは
高くなり時間経過と共に約70%の人が、入社当初より低下をします。
この様な場合は、誰にも当たり前に起きることで、やる気のない時期と
認識をして、客観的に捉えます。
―モチベーションの変え方
脳における意識を変えていきます。
例えば、金銭や、他者からの賞賛を得ることや、知的好奇心を
そそる興味づけを行います。
モチベーションの動機づけに報酬があります。
例えば、食事をする際に食べ物のこと、勉強に際しては、点数が上がること
就労により金銭を得るなどです。
従って、報酬に対して敏感です。
モチベーションが、維持出来ている人は、決まった仕事をするだけではなく
課題を見つけては、問題を解決して結果的にパフォーマンスが
高くなります。
更に、周囲からの評価が高くなり、良いルーティンになります。
―人の満足の心理
困っている人を助けたいという使命から、他者のために行動をします。
その行いに対して、感謝や支援や協力が得られるようになります。
また、周囲の勇気づけにより、更に使命感は、増長します。
―職場で満足の要因
仕事上で、どんなことに満足をしたか。
仕事上で、どんなことに不満を感じたか。
上記を定義した場合は、職場の満足の要因は、達成感、仕事内容の承認が
主でした。
それ以外に上司との関係、給与、同僚との関係は、満足に繋がらないことが
判明しました。
給与や、福利厚生、上司や同僚との人間関係は、不満を取り除いたとしても
本人のやる気やモチベーションの向上には、直接に繋がらないのです。
従って、金銭で人を働かせることは出来ても、働きたいと思うことは
出来ないのです。
ここで、利害関係の不一致が生じます。
―最高のモチベーションを作る
―自律性 他者からの命令や強制でなく、自分自身で行動を決めたい。
―有能さ 自分に能力があり社会で役に立つ存在で、新たな挑戦を行い
達成感を得て、他人から価値や存在を認められること。
―関係性 相手から関心を持たれて信頼関係を維持して、社会や集団に
帰属する意識を実感すること。
―最高のモチベーションにする導入法
例えば、新入スタッフは、上司から指示をされて、その通りに業務をします。
モチベーションが高い時期で、指示通りに行うことで、褒めて貰います。
次にある程度が出来るようになると、仕事をこなせるようになります。
上司の評価も合わせて自分で、仕事が出来ると自覚をして有能感を得ます。
更に、仕事上に於いては、先輩や、同僚に尋ねて知識を得て、関係性が
高まります。
言われてから行動するのではなく、自然に自分で良い行動を自ら
行うことで自律性が高くなります。
この様にして、違いを尊重し合う関係から存在感が育まれます。
―具体的な仕方
上司や経営者は、仕事上の指示を完璧にこなすことを要求しますが
そこからの自律性は、生まれにくいです。
ある程度のルーティンが行えるようになれば、今度は
自ら新しいことを提案したり、仕事のやり方を変えたりして
自律性を高めます。
指導者は、新しい提案を否定するのではなく、可能な範囲で
実行を試みるように入れてください。
―導入のメリット
自律性を高めることで業務がスムーズに行き、効率化が出来て
短縮が可能になります。
加えて、知識を身につけることで、モチベーションが向上します。
従って、認められることで、居心地の良い職場になり、離職を防ぎます。
指導の仕方を変えて、人をやる気にすることで、向上心になります。
新しいことにチャレンジをして、知的好奇心を保つように心がけをします。
最終的に、組織全体に良い結果を生じます。
人が一番、輝くのは、やりがいを感じる時です。
『モチベーション脳』 大黒達也 2023年 NHK出版
Ginza@132(組織) スタッフのやる気を上げる
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